白緑蝶"ever since【続】

そう言ってテオさんはニッコリ
と微笑んでくれた。

ほっ、よかった・・・

そう私が思った次の瞬間、ソラ
はテオさんに問いかけた。

「おまえ

 本当にそれでいいのか?」

「ソラ?」

「ユラのこと

 本気じゃねえの?」

「・・・・・・」

『テオは・・・おまえに気が
 あるんじゃないか?』

真澄の言葉。

ソラまで何を言い出すの?

「なあ、この俺から

 奪う気ないのぉ?」

「ソラ

 バカなこと言わない・・・」

「バレてたぁ?
 
 なら、仕方無いな

 僕も、この気持ちに最近
 やっと気づいたんだけど
 ユラのこと好きみたいだよ

 君にキスしたあの時僕の中
 には確かに君を好きだいう
 感情が生まれた」

闇夜のキス・・・