「女の涙に弱い男もいるが大
 抵は、相手にも寄ると思う
 けど好意のない女の涙など
 面倒なだけじゃねえ

 それに、抱きしめはしても
 キスはしないだろう、普通

 俺が思うに、テオはソラに
 というよりもおまえに気が
 あるんじゃないか?」

真澄の意見に首を傾げる私。

「そんな事あるわけないよ
 
 テオさんは外国で暮らして
 るんだよ
 
 レディーに優しいだけだよ」

「そういうもんかぁ・・・?

 それより、どうよ
 新婚生活は充実してる?」

「その目、いやらしい」

「そう?」

「ヒワ、マスミ君

 こっちこっち」

会場の前で、待ち合わせていた
お姉ちゃん達と落ち合う。