『俺を放すなよ』

自信がないの・・・

「ソラさーん、社長に伺って
 来ちゃいましたぁ
 
 もう、パーティーするなら
 私も、お仲間に加えて
 くださいよぅ

 貢献してますよねぇ、私
 
 pv、出てますもん」

マネージャーらしき付き人と
現れた彼女は、少しお酒に
酔ってるのか暴走気味。

「社長、いい加減
 空気よんでくれよ
 
 誰だよ
 社長に話したの?」

ソラの呆れた声。

「悪い、俺と」

「俺?」

バツ悪そうに、航と崇が手を
上げる。

「おまえらなぁ」

瀬名さんは呆れた顔してる。

ため息をつく、ソラの腕に
絡まる、もうひとつの手。