白緑蝶"ever since【続】

「ヒワ、まだ食べるの?」

「ううん、ソラがいない」

私は辺りを見渡してソラの姿
を探す。

胸騒ぎがする・・・

そう、引っかかるのは
テオさんの存在。

『ソラっ、僕は明日
 帰るんだよ

 今日だけなんだ、君の傍
 に居られるのは・・・』

明日からテオさんとソラの距離
は、ものすごーく離れてしまう

だから、二人が寄り添う姿を
何度見ても、私は何も言わずに
ここにいた。

ソラの頬にキスするテオさんの
姿が脳裏に浮かぶ。

『今日だけは大目にみてやる』

今日だけ・・・

だめ、だめ、二人っきりは

絶対に、ダメー。

「ソラさん
 トイレじゃないの?」

慌てて、席を離れる私の足は
ある場面を見て止まる。

厨房からかっちゃんと一緒に
出てくるのは、ソラ。