白緑蝶"ever since【続】

テーブルに運ばれた、ランチ。

私は、チキンバスケット
真澄は、ナポリタン。

「マスミ、ねえ
 ちょっとだけ、ちょうだい」

「おまえなぁ、ほらっ」

私の大好物のナポリタン。

取りやすいように、お皿を
私の方へと寄せてくれる真澄。

「ありがと、おいしい」

「おまえ等
 
 本当、仲いいね」

厨房から出て来た、かっちゃん。

「だって、私達
 きょうだい、だもんね?」

「きょうだいねぇ・・・?
 
 ところで、おまえさ
 いつになったら、ソラと
 一緒になるんだ?」

私は、食べようと思ったチキン
を持つ手を見つめる。

「ソラ

 何か言ってた?」