白緑蝶"ever since【続】

カランカラン・・・

ドアを開くと香る

おいしい匂い

くんくん、いい香り

「お揃いで、いらっしゃい
 
 ここ、座れ

 今日は、いつもより
 遅いね
 
 仕事、大変なのか?」

「まあね」

カウンター席のテーブルを
拭いて、水を出してくれたのは
このカフェの主で私の義兄さん
の、かっちゃんこと

桂 穂澄さん。

そう、真澄のお兄さんで
私のお姉ちゃんの旦那様。

私は昼食をいつも、この場所で
真澄と一緒に食べてる。

いつから、こうなったのかは
忘れたけど、今では恒例で
この席も私達の特等席。