白緑蝶"ever since【続】

テオさんの乗るタクシーの後方
に、もう一台のタクシーが停車
する。

「ソラのやつ

 やっと、到着」

真澄の声に、穂澄は言う。

「飛ばしてきた方じゃない?」

その眩し過ぎるライトに、私は
瞼を閉じた。

「僕は、見ていられない」

えっ・・・

私は、突然の出来事に何が
起こったのか??

ただ、唇に触れる柔らかい
感触、それは、唇・・・

闇夜に、あなたは見上げる
私に口づける。

闇夜のキス・・・

あなたは、テオさん?

テオさんから離れる為、後ろに
仰け反ろうとした私の肩を押さ
えるテオさんの、手の力。

左腕から始まった震えは
全身へ・・・震える体。