白緑蝶"ever since【続】

「マスターのやつ
 
 俺達を殺す気か?」

情報を掴み、現れた人々の群れ

「テオ
 バレないようにしろよ」

その時、席を立ち上がった
空の姿に歌う声を詰まらせて
しまった卯月がいた。

音楽だけが鳴り、声はない。

空は、ステージを見つめた。

卯月の瞳に映るのは、過去
に愛した人の姿・・・

過去じゃない?

明るい卯月の場所から
空の居る場所を見るとそこは
薄暗い。

夜・・・真夜中・・・闇

『ソラ?
 
 ソラ、どこ?』

遠い昔、寝室を抜け出した卯月
は明かりが漏れる場所へ近づく

そこは、脱衣所。

カタン・・・

浴室のタイルに何かが落ちる音
が聞こえた。