白緑蝶"ever since【続】

「あの時は、ソラやサキに借り
 てちゃんと持ってたもん」

灰皿を見つけたソラは、煙草を
銜えながらテーブルの上、灰皿
を手に取り、ベッドにもう一度
腰掛けた。

煙草に火をつけ一服しながら煙
を強く吐き出したソラはこの私
を見つめて、イジワルな笑みを
浮かべた。

「ふうん、借りてねぇ?
 ・・・
 
 終いには、こんな高い部屋
 に後先考えずに泊まるとは
 ある意味すごいねぇ

 どうする気だったんだよ?」

「どうするって財布
 忘れたことにするしかない」

お金を取りに戻るしか・・・

「そんな、許してくれるわけ
 ねえじゃん

 フロントで泣いて困ってる
 おまえの姿が目に浮かぶ」