映像を見ながら、確かに今
空の声がユラと放った。

その声を近くでキャッチした
テオは戸惑う。

ソラは、ユラが好き。

僕は、・・・好き?

映画のワンシーンを見て曲の
イメージが再度思い浮かんだ
空は、どうしても、もう一度
曲を作りたい。

「監督、主題歌の件ですが
 もう一度、新しく作って
 みても構いませんか?」

「そうですか?
 
 私は先程の曲でも・・・」

真剣な空の表情に監督は言う

「わかりました、お任せします
 
 ソラさん、とことんこだわっ
 て頂いて構いません

 これだって曲、どうぞ宜しく
 お願いしますよ」

「任せて下さい」

監督と話す、空の姿を見つめて
いた湊は瀬名に近づく。

「セナ、ソラの顔見ろよ」