テオは、サッとその場に
立ち上がる。

「はじめまして
 
 ぼっ僕、ソレイロリアの
 大ファンで、あの・・・」

憧れの湊の出現に、驚いてる
テオ。

「二人から、話は聞いてるよ
 応援ありがとう

 レコーディングが無事に
 終わったら、君の帰国前に
 一度他のメンバーも交えて
 飲みましょう」

「えっ、いいんですか?」

テオの肩をポンポンと叩く、空

「テオ、そう固くなんなって
 
 それより、俺の携帯
 電話なかった?」

携帯電話を持つ、空。

「う、ううん

 誰も、ないよ」

空は、携帯電話を開くことなく
また同じ場所に置いた。