白緑蝶"ever since【続】

私が携帯電話を覗くと
『送信しました』の文字。

「サキ、何て送ったの?」

送信メールを確認する、私。

「こういう時は飾らずに
 ストレートなのが一番

 ホテルまでは一人で
 行けるわよね?」

「・・・うん」

「今夜はたくさん
 ソラさんに甘えなさい」

「こういう、二人だけの時間
 
 ちゃんと作ってほしいとも
 言うのよ」

「うん」

こういう時、友達の存在は
本当に有り難い。

私は、くよくよ悩むだけで
自分で行動を起こす事は
なかっただろう。

ただ、貴方が気づいてくれる事
を待ってるだけじゃダメだよね