解説



この物語は、人が生きるうえで、
自分の感情を自覚し、
コントロールできるようになるまでの過程を描いたものです。

サダクローは自分の主人格、qは感情です。

はじめは感情に左右され動揺し、自分が破綻します。
次第に揺れる感情を自覚し、受け入れることで、
コントロールできるようになるのです。

最後にはqがサダクローを支えるような役割さえします。

そのように自分の中のあらゆる感情や気持ちとうまく付き合って
人生いきぬいていきたいのです。


サダクローという名前は私の好きな小説「漂砂のうたう」から
いただきました。

qという名前は昔のブラインドタッチ練習ソフトでqという文字が
かっこよかったのでそれにしました。

物語の舞台はなんとなくローマの猥雑感をイメージしています。

劇中の言語は日本語ですが、
私たちが通常使っている日本語というよりはハリウッド映画の字幕
のように思ってください。


男性同士の性愛の描写になりましたが、
それは私が女性だからです。
女性の精神には男性のイメージが活動しているのです。
だからおのずから男性主人公、その分身もまた男性になったのです。


この物語は、もっと長い物語の中の一部分です。
サダクローの霊力を失わせた女というのも別に冒険を続けています。

この後もサダクローの冒険は続きます。

でもそれらの物語を完成させられるかどうかはわかりません。


                    ナンバー11