「――友里! どうしたんだ!」 叫び声にも似た声とともに揺り起こされた私は、状況が飲み込めなかった。 「……え?」 目の前の光景が現実と思えず、何度もまばたきしてしまう。 「何かあったのか、大丈夫か!?」 「あの……」 慌てた様子で私を抱き起したその人は 「何でここにいるの?」 ドイツにいるはずの翔さんだったからだ。