えええー!? 

と、またしても声にならない驚きの悲鳴が心の中で木霊する。

心の中の私は、まさしくムンクの叫びのような表情になっていた。

「あの、何度も言いますが、このノートを送った相手は既婚者なのですが」

「それは先ほども聞きました」

「お母様は、娘が既婚者にこういった内容のノートを送っても、こういった内容の気持ちを抱いていても、まったく問題とは思われないのですか?」

「だから、何が問題なんですか」

何が問題って……

いや、ですから……