「あの、はじめまして。鳥井友里です」 私より五センチは背が高く見えるその人に、慌てて頭を下げながらも、 ――私とももちゃんは、割と似たタイプだったと思うけど…… そんなことを思った私に、カナさんはあっけらかんとこう口にした。 「それにしても、私と友里さんって全然タイプ違いますよねー」 ワンピース姿の私をしげしげと眺めたあと、「むしろ、真逆!」と豪快に笑ったカナさんに、 「そうですね」 自然と私も笑っていた。