【完】 After Love～恋のおとしまえ～

呆気に取られる私に、サトシは満面の笑みを向けてきた。

「またそんな甘いもの頼んで、なんて言って悪かったな。思う存分、甘いの飲んでくれていいから！　砂糖、もっと入れてやろうか？」

シュガーポットを手にしたサトシに、きっと悪気はない。

けど……

「そういうとこ、やっぱり変わってないー！」

変わったんだか、変わってないんだか。

なんども気づく。

やっぱり、サトシはサトシだ！