私は、サトシにはいつだって言いたいことの半分も伝えられなかった気がする。 たぶん、きっと、嫌われたくなくて。 色々な面で、言いたいことを飲み込んでしまっていた。 それは、私の反省すべき点。 あの頃は分からなかったけど…… 「悪かったな。でも、カツサンドは本当に美味しかったよ」 「それなら良かったけど」 「それに俺、思うんだ。きっとカモたちも、友里のカツサンドをもらえて喜んでいたって!」 ……それは、どうでも良いけれど!