「分かりません」 「そっか。じゃあ、友里ちゃんの好きなことって、どんなこと?」 「……昔は、童話を書いたりするのが好きでした。文章を書くことが好きで」 そういえば、童話作家になることが夢だったっけ。 サトシに否定されて以来、なんだかすっかり忘れていたけど。 そもそも最近は、全く何も書いてない。 ゆっくり文章を書くような心のゆとりもなかったから。 「そっか。だったら、また何か書いたらいいのに。友里ちゃんの書く文章、読んでみたいな」