「ごめん、大丈夫よ。死んだりしないし、仕事も休まない」 「本当に? 絶対に?」 「……たぶん」 だけどやっぱり意地悪をして、「絶対に」とまでは言ってあげない。 少しくらいは、やっぱり心配していてほしいから。 いきなり明日から、サトシの中から私の存在がゼロになるのは寂しすぎるから。 少しくらいは、気にかけていてよ。 それくらい、いいよね? こうして私たちは、紆余曲折を経て、完全に別れたのだった。 けれど……