「ねぇ、サトシはどうして私をご両親に紹介したいの?」 「そんなの言わなくだって分かるだろ」 「言ってくれなきゃ、分からない」 「やだ、言わない」 「言ってよ」 「言わないって」 笑ってじゃれあう、こんな時間。 大好き。 私、サトシが大好き。 サトシも私のこと、ちゃんと好きでいてくれているよね? ご両親に紹介してくれるくらいだもの、そうに決まっているわよね?