「もうい~いかい?」

「ま~だだよ!」

あれは私?

そうこれは少女の夢のなかである。そして記憶を探るヒントにもなるのである。
「もうい~いかい?」

「もういいよ!」

これは私の家族?駄目…何も思い出せない…

「へへっ♪ここなら見つからないな。」

夢の中の少女はかくれんぼの真っ最中。ある部屋の棚にかくれたのである。少し扉をあけて観察。

「どこにいるの~?」

鬼役の男の子は少女を中々見つけられないようである。

「そこじゃないのよね~♪」

夢の中の少女は中々見つけられない男の子を見て上機嫌である。

男の子が見つけられないまま20分がたち、少女も少々退屈になったその時!