薄いピンク色の花弁が校庭に降り積もる。 高校2度目の春―… 体育館側からは初々しい位に制服が着慣れてない、1年生達が並んでいた。 「懐かし~…」 ボソッと言った一言に反応したのは、親友の優衣。(ゆい) 「何、ババ臭い事言ってんのよ~?」 ババ臭いって… 別に懐かしむ位で。 「あ~ 千亜姫(ちあき)?」