美男と珍獣



部屋に戻ると、
とてつもない罪悪感と
自分の不器用さに腹が立った。


気付いたら、冷蔵庫からワインを出し
リビングで浴びるように飲んでいた。



『春芽ひゃんの馬鹿…
気付いてくれよ、 ひっく…』

つまり、やけ酒な わけ 。

『さぁ、4本目いくぞーって。』







『んぅー?頭ガンガンする。
もう朝かよ……って えっ!?』




なんで、となりに春芽がいるんだ?

やばい、
4本目を開けたときから
記憶がさっぱりない。

ただ、夢を見た気がする

俺 春芽に告白してた夢――――。

やけに リアルな夢だった 。



『むにゃ、すぅすぅ』

寝息をたてて寝ている彼女が
たまらなく愛しくて 、
俺は少し寝たふりしながら
さりげなく抱きついた




さぁ、どんな反応するかな?