『あぁー、あいつおせぇな 。』
俺、美創 泉 は
今日からこの部屋で同棲することになった
雪乃城 春芽を待っている。
俺を待たせた女とか初めてだしな。
俺は、美創財閥の次期後継者。
成績 優秀 昔から女にはモテる
学校では 完全なる 王子様キャラ
実際のところは その真逆だ。
王子様とかマジだりぃ
ってのが本音だけど 王子様キャラのが
なにかと好都合なわけよ。
『あー、本気であいつ遅い。
もしや 迷ってないよな??』
よし、ロビーまで迎えいくか。
用意して靴を履いていると
部屋の玄関のドアノブが回る
チッ ようやく来たか。
彼女がドアを開ける前に
俺はドアを開き 彼女を引っ張り混み
《ギュウ》
お姫様抱っこしてみる。
『いや、降ろしてよぉ!』
叫ぶ 彼女は すごく嫌そう。
え、なんかマジで拒否られてる。
少し抱きしめる力弱めた。
すると
彼女はひょっこり顔を出して……
『い、泉くん!????』
いきなり、動揺しだす
そんなに嫌かよ… 苛々する。
『おせぇよ、なにやってたんだよ。』
感情を抑えられなくて
つい、本性を露にしてしまう。

