麻子はそんな勇樹の横顔を見て、その頬に弾むようなキスをした。 勇樹は驚いて麻子を見る。 頬を赤くした麻子は窓の外に視線を向けて肩を竦める。 「やっぱり雪っていいね。真っ白な雪見てると素直になれちゃう」 いつもより少し上ずって聴こえる麻子の声と、今の言葉と、この雪景色が、ワンセットになって勇樹の胸に焼きついた瞬間だった。 End