「雪ってなんかいいよね」 「そうだね」 「わたし、横浜来てからだからさ。初めて実際の雪に触れたとき、感動したよ」 「俺は雪見ると、遊びたくなる」 「遊び?」 「子供の頃みたいにさ、服が濡れるとか、寒いとか、関係なくただ無邪気に遊びたくなる」 「そうなんだ」 勇樹は麻子の横顔を見て、ここに今麻子がいることがとても嬉しくなった。