「えっ?麻子?」 麻子は長い髪を左右に振り、顔を現す。 「おはよ」 「えっ?なんで?」 麻子は悪戯っ子みたいな目で勇樹を見る。 「やっぱり覚えていないな。勇樹君」 「えぇ?」 「麻子―、麻子―って、もう何回名前呼ばれたことか」 「えぇー?」