…怖い

……親が怖い

………友達が怖い

…………学校が怖い

……………自分が怖い




もう一回



「死んだら嫌だよ!」
「私にはお前が必要なんだよ!」

嘘でもいいから
誰か言って下さい………私に












こんなことを考えて半年、
完全スランプに陥った高柳明音(15)は山手線のホームにつったっていた、



ちょっと邪魔だよ
そこの君

それじゃ上手く飛び込めないじゃない



言おうと思ったその瞬間、
背後から腕を捕まれた

とっさに振り向く
見たら気色悪いマスク男

思わず死ねのポーズ
見られてしまった、リスカの傷跡




「ぎゃぁああああああああああああああああああああ?」

怪しいマスク男は私を連れて
自分の車なのだろうか?、黒塗りの車に乗せていった

もういいよ、どちらにしたって私は直ぐに死ぬ運命ー