ひとときの



小さな花を咲かせた季節



小さな枝葉を



忘れたのは ひとときの



強い風に 飛ばされた



冬の候



四季は巡って 時は巡る



花咲く季節は 世に平等に



けれども 我が季節は巡っても



二度と花は 咲きはしない



この季節の 花を思い



微笑んで 木の葉の



眩しい緑を



眺めていよう…