ひらひらと



言葉舞い散る



冬の候



南の風に 安堵して



北の風に 身を竦む



選ばぬ言葉は



小雪の様に



深々(しんしん) 深々



降り積もるだろう



時が流れば



春の候



根雪となりき



選ばぬ言葉は



その温もりに



溶けるだろうか



溶けるだろうか…