哀しいことなど ないはずなのに どうしてこんなに 晴れないのだろう 朝の光は 眩しいくらいに 地平線から 上ってくるのに さざ波が立つ あの川面には 光は踊って 反射しているのに とてもじゃないけど 見つめることなど 出来はしない 手を翳し まぶたを閉じて 陽が落ちるのを ただ待っている