私の頭を撫でてくれる人は いなかった コタツから出ていた 両の手が冷たくなる 手のひらに 自分の息を吐く 生温い湿った息で 我が両手を 温める 冷たい部屋 冷たい空気 温かなコタツ 包んでくれる毛布 バランスが取れて ちょうど良い この薄暗さが ちょうど良い…