濃い恋来い!


「はぁー!幸せ幸せ〜」

大きな伸びをしながら駅ビルからあたしと先輩は出た。
辺りはもうすかっり暗くなっていた。

「今日はいろいろありがとうございました!クレープ奢ってもらっちゃったし…ゲーセンでぬいぐるみ取ってもらっちゃったし…」

「全然気にしないで!俺も楽しかったから」

そうしてまた優しく笑った。

なんか…
やっぱかっこいいな先輩
笑った顔もかわいいし…
優しいし…
南くんになるのもわかるなぁ

「あ、そうだ!今日の記念にさ…」

そういって先輩は駐車場の裏まで走っていき手招きをする

「なんですか〜?」

あたしは笑いながら手招きされたほうへ走って行った。