…やっぱ早かった
さっきよりは生徒が増えたがその中に先輩の姿はなかなか見つからない。
あたしは正門の方まで行きベンチに座った。
しばらくすると先輩が笑顔であたしの元に走ってきてくれた。
「ごめん!自分から誘ったくせに待たせちゃって…」
「気にしないでください。あたしもさっき来たばっかなんで」
「…そっか」
先輩はにっこり笑ってからあたしの手を掴み歩き始めた。
うわーうわー///
男の人って手大きい…
あたしのと比べて一回りも大きい…
あたしはいきなり繋がれたので手をまじまじと見つめ先輩に釣られて歩き始めた。

