チャイムが鳴って間もないからか下駄箱へと続く廊下にはまだ生徒が数人しかいない。
あ〜ぁ…
なんであたしこんなに急いで来たんだろ??
なんか!あたしがデート楽しみで早く来たみたいじゃない!?
ヤダヤダヤダ!それは無理!
うん。トイレ行こう
あたしは昇降口に最も近いトイレに駆け込んだ。
「…って.あたし何やってんだろ」
そうつぶやいてからため息を吐き1番手前の鏡を見て少し乱れた髪を直した。
「よっしゃ!いっちょ頑張りますか!見てろよ徳美〜」
気合いをいれてあたしはトイレを出て昇降口へ向かった。
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