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ー2日後ー
「今日の放課後だっけ臨時委員会…」
「ダルイんだけどまじで〜」
あたしと徳美は6時間の授業を終え教室の掃除をしている。
「しかも今週にかぎて掃除当番…萎えぽよ〜」
あたしはほうきに前のめりに寄りかかりながらため息をつく。
そこへ朝倉先生が教室に入ってきた。
入ってくるなり二人をみて近づいて来る。
「ほら〜話してないで掃除掃除!」
「あたしちゃんとやってるじゃーん!」
あたしはそう言われて持っていたほうきを手早く動かした。
徳美はというとそそくさと黒板の方へ行き黒板を拭きはじめた。
「おーえらいえらい!」
朝倉先生は優しくニッコリ笑ってあたしの頭をぽんぽんする。
「え…」
ちょっなんだ!?
なんで今あたしぽんぽんされたの?
ってかなんであんな笑顔?
ん?あの笑顔どっかで…
気付けばあたしの顔は真っ赤に染まってしまう。
それを先生は横目で確認してフッと小さく笑った。

