「はぁ〜…で用件何?」
「っ!"で用件何?"じゃない!またバカっていった!バカっていうほうがバカなんだよバーカ」
「お前ガキかよ…はいはい悪うございました。で何?」
田渕くんはめんどくさそうに頭を掻きながらいった。
それを聞いてあたしは一度ムッとしたがそれをなだめ用件を小さな声で伝える。
「はぁ〜もういーやめんどくさい。あのさ…昨日の先輩の件…」
「あぁ南くんね〜」
「ちょっと昨日の話は誰にも言わないでほしいな…なんて」
少しうつむきながらいうと田渕くんはあたしのおでこにデコピンをした。
「いわれなくてもいわねーよ!心配性だなお前」
そういって田渕くんはいままで見たことない優しい顔で笑ってくれた。
ードキッ
胸が大きく跳ね上がる。
えっちょっ
今の何!?
ドキッて何よ!?
あたしは顔を上げた先の田渕くんの笑顔を見て鼓動を跳ね上げ顔を赤く染めた。

