いつもこんなふうに質問すると、きみは困るよね。 でも、今日は違った。 きみは勢いよく、わたしの腕をぐいっとソファに引っ張り込んだ。 そして、ソファの上でわたしを力いっぱい抱きしめた。 『俺、今日はこうしていたいな』 耳元でささやかれた。 きっと、耳はすでにまっかっか。