「ありえない、あんたみたいな人間が社長気取りなんて‥」 母は、こんなところで油を売っている暇なんてないくらい働いているのに‥ 馬鹿にしないで‥ 「美麗!!」 っつ、主人だ 追いかけてきた? 「‥社長‥」 ‥え、なに、こいつ主人の部下? 「‥お前、うちの社員か‥ って、なんで腕を握ってるの?」 「‥う、すみませんでした‥」 「‥わかればいい、じゃあな」 ‥やっと手を離してもらえた ‥あったかかった