私の探し物






「僕の彼女?」



「‥そうだよ、さっき会ったメイドだよ




美麗、城咲 美麗‥」



って言っても、きっとわからないけど



「みれ‥い‥?」




あ、反応が有る



でも、真二の記憶探しの手助けをしている時間はない





「ごめん、俺



探してくる」





早く見つけたいんだ




美麗を、俺の手で抱きたい



俺を美麗に見てもらいたい



俺は、美麗に見られてない




そんなことは分かっている




けれど‥




俺は、諦めれないんだ




なにが俺をこんな気持ちにさせるのか‥




「傘を頼む」




「はい、こちらを」




「ありがとう‥?



お前誰だ?」




「あんたのメイドなんてしたくないわ




私は、美麗のメイドなんだから」




そこには、自称美麗のメイドが居た