彼に会いたいと言って、それが真になるなんて思ってもみなかった





「おはようございます、ご主人様」




私の色に染められつつある、ご主人様の部屋



私は、ご主人様のためにご飯を作って、時間通りにご主人様を起こす






「‥」




起きる気配がない




けれど、これは狸寝入りに違いない




なんとなく、わかってきた




「ご主人様‥」




揺らして起こす作戦に入ってみる




「ん‥美麗‥」





「‥」




なんだか、色っぽい




って、当たり前か