「着きましたね」





「あぁ」







ここに来る、少し前から




晴喜さんの口数が減っている





何が、いけないのだろう






晴喜さんは、心ここにあらずといった感じ





「‥部屋に行きましょうか?」





やっぱり、疲れているのかもしれない





仕事ばかりのこの世界‥





疲れをきちんと、とれてないのかも





「‥‥俺は、ここで少し休むから‥





美麗は外に行ってみて」