「今日も、俺が運転するよ」






「え、いいんですか?」





「あぁ」







‥あ、初めて助手席に乗ったことを思い出した






「‥私って、全然晴喜さんのこと信じてなかったです」






あのときは、自分のことでいっぱいで‥






「確かにな、けど今となってはいい思い出」






笑った、ただそれだけで嬉しい






「そうですね」





「‥でも敬語は相変わらずだよな」