抱きしめたい…でも、無垢に笑う美喜をみて感情を押し殺した。




「じゃあ、人間界に帰ろ?」

「……まだ、いちゃダメ?」

「ダメ。ここは美喜には環境が良くない。大人しく帰ろ?」

「…はい」




渋々帰ることにした美喜はなんだかそわそわしていた。




「どした?」

「あ、いや…手…」

「あぁ、美喜が迷子にならないように」

「あたしは子供じゃありませんっ!!」




初々しいっ!!!