だから恋とは呼ばないで



「…ってなんで赤梨さんにこんなこと話してるんだろ。ははっ…」

「まだ愚痴りたければ話せばいい」




こいつのこと知りたくなった。血も旨いし。





「……赤梨さん、心読めるんだよね?」

「他にもできるぞ」

「どんな?」




どんな…口で言うより示した方が分りやすいか。




「わっ火が出てる」

「火と水は使えるぜ」

「すご…いいな〜あたしもヴァンパイヤだったらな〜…」