だから恋とは呼ばないで



泣きながら、俺の手を払い除けようとする。



「答えろよ!!」

「いたい!!知らない知らないよぉ…っひく、記憶いじってから適当な場所で置いてきたもん!!!」





記憶をいじった?




「…それは」

「そうだよ!!禁忌の術を使ったよぉ!!今頃どうなってもレミヤのせいじゃないもん!!」

「…お前の存在そのものを消してやろうか?」




最悪の事態だ…俺のせいで、美樹の記憶が…。