星歌学園



「、、、三年間、男でのりきってくんだよな」


ぼんやりとテレビを見ながら和馬はそうつぶやいた。


『なに?突然。確かにそうだけど、、、』


そう返してから、


ーー三年間。
この言葉の重さにいまさら気がついた。

なんとなくここまで流されてきたけど、
男装をして男として学校生活を送るなかでたくさんの人とかかわる。

それを三年という長い時間やり過ごすということは
いくら訓練したとはいえ簡単ではない。

、、、私この事態を甘く見すぎでしょ。


「、、、大丈夫なの?」


顔色が変わった私に恐らく気がついている和馬は
ぼんやりとしていた視線を
まっすぐ私に移して聞いてきた。


『、、、あーうん。

って言いたいところだけど、、、


正直、大丈夫かと聞かれると、不安なとこも沢山ある。
そもそも、何で私が、とも思わなくない。


でも、、、』


「けど?」


『曲りなりにも一度引き受けたことだから


最後までやりとげたい。卒業まで。』


自分で言ってからうなずく。

これは最初からきめたことだ。
始めたからには最後までやるしかないのだ。
投げ出すなんてしたくはない。

不安な事は足りないことは学べばいい。
周りにはたくさん手本(男子)がいるんだから。

そう思うとできるような気がしてきた。