『うそ!?』


全然気がつかなかったんですけども!!

そういうことなら風呂をせかしてくる理由もわかる。
取り合えず急いではいろ。

慌ててMYファンシールームに駆け込み、
棚を物色すると、
ぬいぐるみが立ち並ぶその中から着替えと、お風呂セットを見つけた。

そのセットのなかには、


『アヒルちゃんじゃん、、、』


黄色いダイナマイトボディーのアヒルちゃんがいたのでとりあえず、
がー子と命名しておく。

手にした戦利品(お風呂セット)を手にバタバタと部屋を出ると、和馬はまた、テレビをみていた。

テレビッ子だなーこいつ。

そんな和馬に念のため


『じゃ、お風呂はいるよー』


と、一声掛けると、和馬はヒラヒラと手をふって


「おー。」


と気の抜けた返事がかえってきたので
がー子をひと鳴きさせてから
私はお風呂場の扉をあけた。

というか、私はクリームソースを着けた顔で、深月と話していたってことになる。

『はずかしっ!!』


、、、はやくお風呂にはいろう。