『あれ、和馬?』
どっぷり考え事に浸っていたせいか気がつかないうちに
目の前に迎えに来てくれたらしい和馬の顔がきていた。
「あれ、和馬?じゃないよー!
せっかく人が迷子の迷子の子猫ちゃん?を迎えにきてあげたってのにー。」
もー!!っとデートに遅れた彼氏を叱る彼女のような台詞をはく和馬を目に入れつつ
『迷子の子猫ちゃん、、、』
子猫という言葉に引っ掛かりを覚えて思わず考え込む。
そうだ、、、
ーー「またね?子猫くん」ーー
ゾワッ
あ、思い出しただけで、、、鳥肌たった。
「、、、ちょっと、サクどうしたの??」
子猫と言ったきり青い顔をして黙りこくる私を変だとおもったのだろう。
和馬が怪訝そうな顔をして訪ねてきた。
『、、、和馬』
真顔で和馬の名前を呼ぶ。
「お、おう?」
つられて和馬も真顔になったのを確認して、私は意を決して口を開いた。
『ほっぺを、、、やられた』
